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大好きな女の子・ノーマルCP(同人要素含む)のイラスト・小説を書いたり、本の感想などを書いてるブログです。
 

 

 
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月下明希さんから誕生日プレゼントにダンガンロンパ2のヒナナミいただきました!
デートです・・・ヒナナミがデートします!!(ここ重要)
色々私のツボを刺激しすぎる内容で一人悶絶しました・・・
ここに幸せなヒナナミがあります・・・!
一緒に幸せな気分になりたい方、素敵小説は続きからどうぞ!
 

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「 キミのいる日常 / ヒナナミ 」





「…デート……」

「…デート…、デート……」

うわ言のようにそう繰り返しては、頭を抱える俺。
グルグルと頭の中を回り続けるその単語に、悩まされること約3時間。
しかし一向に答えの出ない問題に、降参とばかりに机に突っ伏す。

俺の名前は日向 創。
高校生探偵…ではない、ただの平凡な高校生だ。
ちなみに俺の名誉のために補足しておくと、欲求不満なわけでもない。

ではなぜ、こんなに悩まされているのか。
その原因を話すには、数日前に遡る事になる。



「くそ~また負けた…。今回はいけると思ったのにな」
「えへへ。結構ハンデあったのにね」

ゲームに負けて悔しがる俺に、得意気に誇る七海。
ちょっとしたきっかけから2人で勝負する事になったのであったが、結構なハンデをもらっていた事もあって俺も油断していたのだろう。
あっさりと負けてしまい、七海が超高校級のゲーマーである事を再確認させられる結果となった。

「じゃあ約束は日向くんが守ってくれるって事でいいね?」
「…約束?」
「むーっ。もしかして日向くん、忘れちゃった?」
「あ、いや…」

聞き返してしまった俺に、頬を膨らまして抗議する七海。
そんな七海を見て、そういや勝負する前にそんな話をしていた気が…と今更ながらに思い出す。
えっと確か…、負けた方が勝った方の……。

「何か賭けないと盛り上がらないからって言って決めたよね?忘れたってのはナシだよ」
「だ、大丈夫。ちゃんと覚えてるよ」

そうだ、思い出した!負けた方が勝った方の望みを1つだけ聞く事…だったな。危ない危ない…。
なんせ決めた時は俺が勝つつもりでいたし、もし負けても七海の事だからもう1回勝負とかそんなとこだろうと高を括っていたのだった。

「それで、七海の望みってのは何なんだ?」

改めてそう尋ねる俺に、良かったといった表情でニッコリと笑う七海。
俺がちゃんと覚えていた事がわかって安心したのだろう。
俺も俺でその反応にホッとしつつ、七海からの返事を待つ。

しかし…。

「日向くんとデートがしたいな」
「………えっ?」

予想外な要望に、思わず聞き返してしまう俺。
ちょっと待て、七海は今何て言った……?

「だからデートだよ。……駄目かな?」
「駄目…じゃないけど……」
「じゃあ決まりだね!楽しみにしてるよ」

それだけ言うと、俺の返事も待たずに七海は去っていく。
そんな七海の背中を見送りつつ、そこから俺の頭を悩ます日々が始まったのだった。



…というわけなのだが、誰だ!?今、なんだ大した事ないって言ったやつは!
俺にとっては大問題なんだよ!

「デートって……デートだよな?」

カップル同士で遊びに行ったりする、あれ…だよな?
あ、でも女子はよく女同士で遊びに行く時にもデートって言ったりもするし、特に深い意味はないのか…?
いや、でも七海だし……。

基本的に知らない事が多いのに、妙に詳しい部分もある七海。
単に遊びに行くって事なのか?
そもそも俺たち付き合ってるわけじゃないし…。

でもちゃんとした意味だったら、かっこよく決めたいって気持ちはある。
だって気になる女の子の前では、少しでもかっこつけたいって思ってしまうのが男ってもんだろ?

それに七海には、いつも色々と助けてもらってるんだ。
たまには俺が七海に何かしてあげたいって思ってしまうのも、自然な事じゃないか。



…とはいえ、具体的な案はなかなか思いつかず、気づけば当日の朝となっていた。


「待ち合わせ、10時で合ってたよな…?」

待ち合わせ場所として指定された駅前の広場にて、時計を気にする俺。
遠回りになるから直接迎えに行くと言ったが、ここで待ち合わせがいいと言い張る七海に結局こうなったのだった。

そして…。

「ごめん、待った?」

10分ほど遅れてやって来た七海が、ふいに俺の顔を覗き込んで声をかけてくる。

「いや、そんな待ってないよ。でも迎えに行ったのに…」
「駄目だよ!デートって言ったら、待ち合わせて「ごめん、待った?」でしょ?」
「そ、そうなのか…?」
「うん、そうだよ!とにかく行こう!」

急に近づいた顔にドキドキしつつ、七海の主張に同意させられる俺。
更に急かすように歩き出す七海に、追いかけるようについていく。


「どこ行こっか?」
「そうだな…色々考えてたんだけど、七海の好きな場所がわからなかったから、とりあえずこの辺りをぶらぶらしようかと…」

わからなかったってのは、もちろん嘘だ。
七海の好きな場所って考えたら、ゲーセンくらいすぐに思いついた。
でもそんないつもの七海じゃなくて、もっと違う七海が見てみたいと思っただけで…。

「ほら、俺たち学園に来てまだ日が浅いからこの辺りの事とかよく知らないし、一緒に見てみるのもいいかなって…」
「いいね!探検って感じだし、RPGに捜索はつきものだもんね!」

そう提案する俺に、目をキラキラさせながらそう言う七海。
相変わらずゲームに例えるんだなと思いつつも、賛成してくれた様子にとりあえずホッとする。


そして、その後は駅前のショッピングモールを中心に色んなお店を一緒に見て回った。
その度に色んな物に反応しては、珍しそうに眺める七海。
説明をする度に俺のことを物知りとでも言わんばかりの尊敬の目で見てくれるのも嬉かったし、コロコロと変わる表情も面白くて…。
何より楽しそうな七海の様子が終始可愛くて、このデートプランは大成功だったんじゃないかと自分で思ってしまう。

更にそんな中…。

「なぁ七海…。何で俺とデートだったんだ?」

ふと気になっていた事を聞いてみる俺。

「……?」
「あっいや、嫌とかそう言うのじゃなくて!何で俺なんだろうって…」
「うーん……なんでだろうね?」

ドキドキしながら返答を待つも、逆に聞き返してくる七海に、自分で言った事だろ!とツッコミそうになる。
しかし、本気で考え込んでいる様子にその衝動は自然と収まった。

「なんだろうね…。日向くんとはまだ出会ってからちょっとしか経ってないんだけど…」

更にはそう続ける七海に、次の言葉をじっと待つ俺。

「日向くんといるとね…私、色んな発見があってすっごく楽しいんだ」
「そ、そうなのか…?」
「うん!だから日向くんといるとね、もっともっと色んな事が知れそうで、ずっと一緒にいたいって思えるんだよ」

自分の気持ちを表す言葉を探しながらも、俺に向かってはっきりとそう言う七海。
そんな事を人から言われたのも初めてだったし、何より七海に言われた事が嬉しくて…。
平然を装って「ありがとう」と言いつつも、俺は照れを隠すのに必死だった。


そして、楽しい時ほど時間が経つのは早いとは言ったもので、気づけば辺りも暗くなり始めていた。
それは楽しかった七海とのデートの終わりの合図でもあるだけに、このまま時が止まってくれないかなとすら思ってしまう。

「今日はありがとう、日向くん。すっごくすっごく楽しかったよ」
「あ、ああ。俺の方こそ…」

駅にもう少しで着くという所で、今日1日のお礼を言ってくる七海にそう返す俺。
最初こそ戸惑いの気持ちが大きかったが、七海と1日一緒に過ごして俺の方も七海をもっと知りたいと思ったのは事実で…。
そんな気持ちも含めて、七海の感想に全力で同意する。

更に…。

「もう着いちゃうね…」

そんな呟きに横を見ると、そこには寂しそうな表情の七海がいた。
名残惜しいと感じてるのは俺だけじゃないって思えるその表情に、胸の奥が熱くなる。

「おかしいよね…。明日もまた会おうと思ったらすぐに会えるのに、今日がこのまま終わらなきゃいいのにって思っちゃうの」
「七海……」

先程思った事が勘違いではなかった事に安心したのも束の間、そんな七海に胸が締め付けられる俺。
切なそうにそう言う七海がたまらなく愛おしく感じられて…、無性に抱きしめたくなって……。
気づいた瞬間、俺はそんな七海を抱きしめていた。

「…日向、くん…?」
「ご、ごめん!」

考えるより先に体が動くとはこういう事なのだろうか。
正直そんな自分にもビックリしつつ、衝動的にとはいえ、急に抱きしめられて嫌だったんじゃないかと慌てて謝る。

「何で謝ってるの?変な日向くん」
「いや、だって…、その…」
「デートって言ったら最後はギューでしょ?」

思いっきり照れながらも、そう言って笑う七海。

「よくギャルゲーとかで最後にギューってするの何でかな?って思ってたけど、やっとわかった気がするよ」

更にはそう言うと隣に来て、今度は手をギュッと繋いでくる。
七海の手から伝わってくる体温に、自然と赤くなってしまう俺。
嬉しさやら恥ずかしさやらで、くすぐったい気持ちを感じつつ隣を見ると、同じく七海も顔を赤くしていて…。

「へへっ何か恥ずかしいね」
「……だな」
「それに日向くんの手大きくて、男の子って感じがする…」
「そ、そうか…?」
「うん!それにね、温かくてホッとするんだ」

そしてそう話す七海に、ますますたまらなくなった俺は、再び腕の中に引き寄せたのだった。



  - E N D -


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ヒナナミ素敵すぎて叫ばずにはいられませんでした!!!!
とりあえず待ち合わせて「ごめん、待った?」ですよ?
ツボすぎて悶絶で、デートの最後にギューで(思い残すことはもうない・・・)と思ってしまいました・・・。
誕生日にこんな素敵なプレゼントもらえるなんて幸せです(/ω\)
大量の萌えをいただきましたよー!!
改めて素敵な小説ありがとうございました!
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